大阪府北部に位置する豊中市は、大阪市都心から15km圏内という立地の良さでベッドタウンとして発展してきました。

賑やかで利便性の高い駅周辺と閑静な住宅地が隣り合い、大阪府内でも治安が良い街として知られています。

交通面では市内を走る阪急宝塚本線や北大阪急行電鉄と、拠点間を結ぶ阪急バスが市民の足となり、加えて幹線道路網や大阪国際空港までも有する交通至便の街です。

住環境の良い豊中市には約400箇所の公園がありますが、その中でも「日本の都市公園100選」にも選ばれた服部緑地公園は多くの市民に親しまれています。

その服部緑地公園に隣接する大阪市設の霊園が「服部霊園」です。

服部霊園

「丘陵の森に囲まれた起伏に富んだ墓地のながめは清潔なものであった」とは昭和の文豪・三島由紀夫の「愛の渇き」に描かれた服部霊園の一節です。

昭和24年に三島は豊中市に住む叔母の家に宿泊して、この作品を執筆したといいます。

服部霊園は三島の作品に描かれた当時から、今も変わらぬ自然の美しさを楽しめる公園式墓地です。

服部霊園の特徴

  1. 霊園内の2/3に園路と植樹帯を設けた美しい公園式墓地
  2. 宗教を問わずどなたでも利用可能
  3. 充実した園内設備と整備された霊園
  4. 最寄り駅から徒歩でも行ける立地の良さに加え送迎バスも有り

大阪府最大規模の約126haの服部緑地公園は「日本の都市公園100選」「日本の歴史公園100選」にも選ばれました。

隣接する服部霊園は広々とした公園式墓地で、霊園内に一歩足を踏み入れれば、厳かで解放的な明るい空間が出迎えてくれます。

歌や映画などでお馴染みの『王将』のモデルになった、伝説の棋士・阪田三吉の墓があることでも有名な服部霊園は、近隣住民の憩いの場として長く愛されてきたのです。

宗教宗派を問わず利用できる服部霊園の一角には、大阪市戦災犠牲者慰霊塔や外国人墓地も設けられています。

霊園内の施設や設備は、墓参者がいつ訪れても気持ちよくお参りできるように、しっかりと管理されているのです。

また管理事務所では墓参者のために、ロウソクや線香などの備品の販売やレンタル品の貸し出しも行っています。

約19万平方メートルを超える公園式墓地の服部霊園内には幾つもの休憩所が点在し、広い園内の移動を助ける自転車もレンタル可能です。

身体の不自由な方や高齢の方にはサスペンション付きの車椅子も準備されています。

墓掃除に必要なハサミやスコップなども貸し出しているので、最低限の持ち物でお参りできるのも嬉しい点です。

立地にも恵まれ、最寄り駅の北大阪急行電鉄・緑地公園駅からは徒歩25分ほどで服部霊園に到着します。

送迎バスをご利用になる際も、阪急宝塚線曽根駅方面と北大阪急行緑地公園駅方面の2路線から無料送迎バスが運行されています。

もちろん霊園には駐車場もあるため、自動車でお越しの方も安心です。

阪神高速道路11号池田線の豊中北を出ると、約15分で服部霊園を訪れることができます。

日当たりのいい南向きの平地にあり、いつもキレイに管理されている服部霊園は、訪れるだけで墓参者を厳かで穏やかな気持ちにしてくれる場所です。

基本情報

住所 ⼤阪府豊中市広⽥町1-1
電話番号 06-6854-3000
FAX番号 06-6854-7221
アクセス 【交通機関】 北大阪急行電鉄 南北線「緑地公園駅」下車→ 徒歩で約25分
(西出口を出て直進し、みどり橋を北方向へ右折して、広田橋を越えて約100m)
※「緑地公園駅」無料送迎バス有り。乗車後10分で到着。
阪急電鉄宝塚本線「曽根駅」下車→徒歩で約30分
(駅から東⽅向へ進み、みどり橋を北方向へ左折して、広田橋を越えて約100m)
※「曽根駅」無料送迎バス有り。乗車後約10分で到着。
【自動車】
阪神高速道路11号池田線「豊中北」から約15分
営業時間 8:30〜17:00
定休日 月曜日(祝日は除く)※送迎バスも運休
ホームページ https://www.kankyoujigyou.or.jp/cemetery/introduction/hattori/