日本では、葬儀の約9割が仏式で執り行われています。故人には戒名が授けられ、遺族は戒名が記された位牌を仏壇に安置し、供養するのが一般的です。この記事では、仏壇の意味や役割、仏壇を飾る仏具について解説します。

仏壇・仏具とは?

仏壇と仏具とは何か、それぞれの持つ意味と役割を以下に説明します。

仏壇とは? その意味と役割

仏壇は、本尊(宗派に応じた仏像や掛軸)と先祖や故人の位牌を安置し、礼拝したり供養したりするための壇(台)です。もともとは「仏を祀る壇」という意味で「仏壇」と呼ばれています。

寺院にある須弥壇(しゅみだん:本尊を安置する最も神聖な高い台座)をコンパクトにし、家の中に置けるように作られたものが仏壇とされています。そこで仏壇は「家の中の小さなお寺」と表現されることがあります。

仏具とは? 仏壇を彩る道具たち

仏具は仏様や先祖を礼拝、供養する際に使う道具の総称です。もともとは僧侶が法要、修行で使う道具でした。仏壇が普及するとともに、一般の人々が先祖供養のために使用する道具も含めて、仏具と呼ばれるようになりました。

仏壇・仏具の種類と選び方

仏壇の種類と特徴

仏壇には大きくわけて「金仏壇」「唐木仏壇」「家具調仏壇(モダン仏壇)」の3種類があります。購入時には、住居のタイプや広さに合わせ選ぶのが一般的です。

  • 金仏壇

黒い漆(うるし)で塗られた外装で、内側には金箔が貼られています。華やかで美しい仏壇です。主に浄土真宗の本願寺派と大谷派で使われています。国産品の金仏壇は仏壇のなかでも高級品にあたり、100~200万円ほどになります。中国、ベトナムなどの海外生産品は、50~100万円くらいです。

  • 唐木仏壇

紫檀(したん)、黒檀(こくたん)、鉄刀木(たがやさん)、欅(けやき)、桑(くわ)など、銘木の木目をいかした仏壇です。ほとんどの宗派に適しており、家に仏間や床の間があれば合わせやすい仏壇です。

唐木仏壇は、銘木の使用割合や原産国により価格が異なります。国産品は80〜100万円ほどです。中国、ベトナム、インドネシアなどの海外生産品は30~60万円ほどになります。

  • 家具調仏壇(モダン仏壇)

現代の住環境に合わせやすい、コンパクトでデザイン性のある仏壇です。金仏壇や唐木仏壇のような伝統仏壇を簡素化し、リビングや寝室、書斎などの洋間にもフィットする造りです。近年、住居の洋風化によってこのタイプの仏壇が人気を集めています。

ナチュラルカラーや濃いブラウンなど、他の家具と一体化する色合いの商品が多数販売されています。仏間がない、大きな仏壇を置くスペースがないとお困りの家庭でも、手軽に購入できます。

サイドボードやチェストの上に置ける上置きタイプや、同じ素材の台が付く台付きタイプがよく売れています。素材は家具などに使われるウォールナット製が人気があります。シンプルでコンパクトな分、金仏壇や唐木仏壇よりも手ごろな価格で、5〜50万円ほどになります。

仏具の種類と素材

仏壇に安置する本尊、位牌、法名軸や、花やろうそく、食べ物、飲み物を供えるための器を総称して仏具と呼んでいます。仏壇を彩る道具には、大きく分けて「礼拝仏具」と「一般仏具」とがあります。

<礼拝仏具>

  • 本尊

仏壇最上段中央に置かれる仏像または掛軸で、仏壇で最も重要な仏具です。木製、金属製、石製がありますが、木製が一番多いです。掛軸は、木製の軸に高品質な絹や和紙を組み合わせています。

  • 脇仏

脇侍(わきじ)とも呼ばれ、本尊の左右に配置される、その宗派の開祖や貢献度の高い僧侶の仏像や掛軸です。コンパクトな仏壇では省略されることがあります。

  • 位牌

故人の戒名、没年月日、俗名(生前の姓名)、享年(亡くなった年齢)を記した木製の札です。

  • 法名軸

浄土真宗でのみ使用される故人の法名(浄土真宗では戒名を法名といいます)、没年月日、俗名、享年を記した小さな掛軸です。

<一般仏具>

  • 香炉:線香や抹香を焚く器
  • 花立:花を供える花瓶
  • 燭台:ろうそくを立てる台
  • 仏飯器(ぶっぱんき):ご飯を供える器
  • 茶湯器:水やお茶を供える湯のみ(浄土真宗では用いない)
  • 高坏(たかつき):菓子や果物を供える脚付きの皿
  • おりん:礼拝のときに鳴らす鉢状の鈴

上記のうち、香炉、花立、燭台を「三具足(みつぐそく)」といい、本尊に向かって左に花立、中央に香炉、右に燭台を置きます。花立と燭台を1対(左右)に置くと「五具足(ごぐそく)」になります。香炉以下、茶湯器までは真鍮か陶器製が多く、高坏には漆塗りの木製、真鍮、ガラス、陶器製があります。おりんは真鍮か沙張(さはり)製です。

仏壇・仏具の選び方のポイント

仏壇の購入には、「宗派」「設置場所、サイズ」「材質・デザイン」「予算」の4つを押さえておくとよいでしょう。

  • 宗派

「〇〇宗△△派」を確認します。仏具は宗派により異なるからです。わからない場合は菩提寺に問い合わせてみましょう。

  • 設置場所、サイズ

設置場所を決めたら、高さ、幅、奥行きを採寸します。その際、扉を開けたときの横幅、お参りする人が座る(立つ)スペースも含めます。なお、神棚と向かい合わせに設置することはタブーとされています。

  • 材質、デザイン

家の雰囲気や広さ、好みにより、金仏壇、唐木仏壇、家具調仏壇のうちどの種類にするかを検討します。素材は黒檀や紫檀のような銘木から、ナラなどの手ごろな素材まで幅広くあり、工法によっても価格が変わります。

  • 予算

仏壇本体、必要ならば宗派に合う仏具を合わせて予算内に納めます。その際、配送料と設置料が価格に含まれるかどうかの確認が必要です。通常、大型の仏壇ほど価格が高いですが、小さなサイズでも素材や造りがしっかりしている国産品は高額になります。事前にインターネットなどで調べ、おおよその価格を把握してから実店舗に足を運ぶことをおすすめします。

仏壇・仏具のお手入れ方法

仏壇、仏具も日ごろのお手入れが必要です。いくつか注意点がありますので、参考にしてください。

日々のお手入れの仕方

日常のお手入れは毛払いでほこりを落とし、柔らかな布で乾拭きをします。仏壇は水気に弱いので、水拭きはしません。家具用洗剤なども塗装を痛めるので使用しないようにします。

数か月に1度は中の仏具をすべて出して、仏壇の内側もやさしく乾拭きします。仏具も乾拭きが基本ですが、仏具専用の真鍮製用の研磨剤や木製用のつや出し剤を利用してもよいでしょう。仏具の配置に慣れないうちは、掃除前にスマートフォンなどで撮影しておくと、仏具を仏壇に戻す際に迷いません。

長持ちさせるための注意点

直射日光が当たる、水回りで湿気が多い、ヒーターやエアコンの風が直接当たる場所は、仏壇の劣化を招きますので設置を避けなくてはいけません。

また、仏壇も他の家具と同様、地震対策が必要です。L字フック、突っ張りポール、耐震マットなどの転倒防止グッズで地震に備えます。最近は、仏壇そのものに耐震加工がされた商品もあります。

鶴見斎場周辺でおすすめの仏壇・仏具店5選

鶴見斎場周辺でおすすめの仏壇・仏具店をご紹介します。

お仏壇の滝本仏光堂

お仏壇の滝本仏光堂

所在地

大阪府守口市梅園町2-22

電話番号

0120-001-363

アクセス 大阪市立鶴見斎場から車で19分

ホームページ

お仏壇の滝本仏光堂

ヒキダ仏壇店

ヒキダ仏壇店

所在地

大阪市旭区今市2丁目3−20

電話番号

06-6952-6135

アクセス 大阪市立鶴見斎場から車で22分

ホームページ

ヒキダ仏壇店

株式会社加登 都島店

所在地

大阪市都島区都島本通1丁目20-17

電話番号

06-6922-2222

アクセス 大阪市立鶴見斎場から車で21分

ホームページ

なし

おぶつだんの山下

所在地

大阪府大東市諸福5丁目10−8

電話番号

072-816-0155

アクセス 大阪市立鶴見斎場から車で15分

ホームページ

なし

宮清神具店

所在地

大阪府守口市京阪本通1丁目7-10

電話番号

06-6996-7345

アクセス 大阪市立鶴見斎場から車で22分

ホームページ

なし