大阪市都島区役所の生活支援課で葬祭扶助の申請を行い認可が下り、大阪市立北斎場で福祉葬を執り行われた実例

大阪市民葬センターの宇山です。

この記事は、所持金がなくお葬式を執り行えない入所者様のため、施設長が区役所に相談して葬祭扶助の申請を行い、認可がおりてからお葬式を執り行い、終了までの流れをまとめたものです。ご参考になればと思います。

お電話にて施設長より、施設に入所されてる方が亡くなりましたのでお葬式をお願いしますと…連絡をいただきました。施設での安置が難しいため、預かり霊安室へ搬送をお願いしたいとのことで、寝台車でお迎えに上がり、預かり霊安室へ搬送しました。

その後、施設長から「故人様の所持金が数万円しかなく、お葬式を執り行うことができません」との相談がありました。私は、都島区役所に相談することを提案し、施設長のお名前で葬祭扶助の申請を行ったところ、福祉葬の認可がおり、お葬式を執り行うことになりました。

都島区役所1階の戸籍課で死亡届け（死亡診断書）を提出して火葬許可証を受け取り、3階の生活支援課で葬祭券を受け取り、大阪市立北斎場事務所で福祉葬の申込み手続きを行いました。

葬祭扶助のお葬式前日には、故人様をお棺に納棺し、北斎場霊安室へ寝台車で搬送して安置しました。

福祉葬当日は、身寄りがないため私が故人様をお見送りし、火葬入場を滞りなく執り行いました。

身寄りがないため、お骨は北斎場で保管していただくことになりました。2026年8月末日まで北斎場でお骨は保管され、その間にお迎えがなければ、大阪市立瓜破斎場共同埋葬墓地へ埋葬されることになります。