墓地、霊園について

墓地と霊園はほぼ同義で使われ、両者ともに墓の集合体をいいます。霊園は広大な敷地に民間企業や地方自治体が管理・運営しているもの、墓地は寺院が境内に所有する土地に墓が建てられているもの、と区別されることがあります。

墓地、霊園の種類

墓地、霊園はその形態や特徴により、以下の3つに分類されています。

  • 公営墓地(公営霊園)
  • 民営墓地(民営霊園)
  • 寺院墓地(寺院境内墓地)

公営墓地

民営墓地

寺院墓地

運営母体 地方自治体(都道府県、市町村) 財団・社団法人、宗教団体、

民間企業

寺院
利用条件 運営する自治体に居住地がある、遺骨がすでにある、承継者がいることなど 比較的条件や制限が少ない すでに寺院の檀家であるか、新たに檀家になること
生前申し込み 不可 寺院による
メリット 永代使用料や管理料が割安、交通の便がよい場所に多い、自治体が母体のため経営が安定、宗旨宗派不問 公営に比べ入手しやすい、墓石や区画選択の自由度が高い、施設やサービスが充実している、宗旨宗派不問 境内にあるため葬儀、納骨、法要の際に便利、寺院に管理、供養を任せることができる
デメリット 希望者が多いため空きが出にくい、抽選が高倍率、申し込み条件が厳しい 永代使用料や管理料が高額、郊外にあることが多く交通が不便、経営状態により倒産や閉鎖もありうる 檀家になるためには入檀料が必要、永代使用料や管理料が寺院によりまちまちで金額の差が大きい

大阪市設北霊園の基本情報

住所 ⼤阪市北区⻑柄中2丁⽬4-25
アクセス 大阪メトロ 谷町線・堺筋線 天神橋筋六丁目駅(天六) 2番出口から徒歩5分行き方を詳しく見る
連絡先 06-6352-8063
管理事務所業務時間 8:30〜17:00(祝日を除く⽉曜⽇は休所⽇)
宗旨・宗派 不問
敷地総面積 20,236㎡
区画数 15,000区画
最寄り葬儀式場 大阪市立北斎場(火葬場併設)
施設 法要施設、多目的ホール、売店等

大阪市設北霊園の概要

大阪市設北霊園(以降、北霊園という)は、大阪市北区にある公営の霊園です。

大阪市には公営の霊園として大阪市が維持管理を行っている10霊園と、市域拡張の際に町村からの寄附により、大阪市が引き継いだ54個所の引継霊園があります。それら64霊園を、大阪市設霊園とよんでいます。

北霊園は大阪市が維持管理する10霊園のひとつです。10霊園とは、泉南メモリアルパーク、瓜破霊園、服部霊園、南霊園、北霊園、住吉霊園、千躰霊園、松原霊園、平野霊園、加美霊園を指します。

北霊園は南霊園と同様、10霊園のなかでは古くからある霊園です。明治7年(1874年)に大阪府が開設し、明治8~40年まで八弘社が運営した後に、明治40年(1907年)大阪市が買収して現在に至ります。

北霊園は開設から150年を経た霊園で、南霊園とならび歴史のある霊園として、多くの大阪市民に親しまれてきました。

北霊園がある北区には大阪市の玄関口であるJR大阪駅を中心に、阪急電鉄、阪神電車、大阪メトロ、大阪シティバスが発着する巨大ターミナルがあります また、北霊園の近隣にある「天神橋筋商店街」は日本一長いアーケードとして知られ、観光客や地域の人たちで賑わっています。

大阪駅・梅田エリアから北霊園までは約3キロメートルで、車で10分の交通至便な場所にあります。タクシーを利用しても、料金は 1,300~1,500円程度です。

北霊園にかかる費用

  • 永代使用料:一般墓 1霊地64万円から
  • 管理料:20年分一括前納 1霊地あたり3万円

別途、墓石代と工事費が必要

【永代使用料とは】

墓地の一区画を使用する権利を得るために支払う料金を、「永代使用料」といいます。通常、墓地の購入とは「墓地の永代使用の権利を入手する」ことを意味します。土地の「所有権」ではなく「使用する権利」に対して支払うのが、永代使用料です。

永代使用の権利は相続財産として、子孫が承継可能です。墓が不要になったときには解体し更地にして、公営墓地であれば地方自治体、民営墓地であれば運営する法人、寺院墓地なら寺院に返還します。

使用者が所有するのは霊園の「所有権」ではなく「使用権」であるという性質上、使用している土地の売買や貸出はできません。

1区画の永代使用料は地価を反映するため、都市部と地方とでは金額に差が出ます。永代使用料の全国平均は1区画60~80万円といわれています。東京23区内がもっとも高く150~200万円、23区外で50~100万円です。大阪府では平均90万円前後とされていますが、地価の高い大阪市では100万円を超える場合もあります。

また、墓地、霊園の種類、形態によっても永代使用料は異なり、一般的には、寺院の境内にある「寺院墓地」、民間企業などが所有する「民営墓地」、地方自治体が運営する「公営墓地」の順で、費用が割安になる傾向があります。北霊園は公営墓地ですので、大阪府の墓地、霊園のなかでは永代使用料が安価です。

【一般墓とは】

家単位で代々引き継いでゆく、日本の代表的宗な墓が「一般墓」です。墓石正面には「〇〇家之墓」と彫られ、一区画に墓石を中心に灯籠、花立て、香炉、塔婆立て、墓誌などを配置し、外柵で囲む作りになっています。通常「お墓」とは、この一般墓を指します。

墓石の下に納骨棺(のうこつかん)またはカロートといわれる遺骨を安置するスペースがあります。

※「霊地」とは墓地の区画の広さの単位で、主に関西地方で使われます。1霊地は100㎝×100㎝=1㎡が一般的です。霊地の他に「聖地」という単位もあり、1聖地は90㎝×90㎝=0.81㎡です。関東以北では区画の単位に「坪(1坪=3.3㎡)」が多く使われています。

※大阪市設霊園のなかでは、昭和になって開設された瓜破霊園や服部霊園などは1霊地が1㎡になっています。一方、明治時代に造成された北霊園や南霊園は、1霊地を76㎝×76㎝=0.577㎡としています。

永代使用料や管理料は、1霊地単位で設定されます。2霊地以上の区画では、それぞれ1霊地の永代使用料と管理料に霊地数を乗じた金額となります。たとえば北霊園の場合、1区画1霊地では64万円と管理料20年分3万円、1区画2霊地の広さにはそれぞれ2倍の128万円と6万円が必要です。

北霊園の申込み要件

北霊園に新たに利用者募集が出た際は、次の条件を満たしている人が申し込むことができます。

  • 大阪市民でかつ世帯主であること
  • 申し込みは1世帯1区画に限る
  • 北霊園を現在使用していないこと(北霊園内に墓を持っていないこと)

北霊園の申込みから納骨までのスケジュール

  1. 北霊園の募集が出たら資料、パンフレットを入手する
  2. 現地の見学に行く(募集が出る前に見学をするのも可)
  3. 区画の空き状況を調べる(募集区画の広さが希望に合っているかどうか、霊園内における空き区画の場所はどうか)
  4. 申込み(一区画に複数の申込みがあった場合は抽選になり、先着順にはならない)
  5. 墓の予算やデザインを決め石材店より見積もりをとり発注
  6. 完成
  7. 開眼供養、納骨

1)〜 7)まで最低でも3か月は必要です。新たに墓を建立する際には複数の墓地・霊園の候補を考え、資料請求、現地見学をして、インターネットの口コミ、親せきや友人、知人の評判も参考にしましょう。

北霊園の資料、募集パンフレットの配布、設置場所

北霊園に空きが出て、大阪市で使用者の新規募集を開始する際には、以下の場所で資料やパンフレットを入手できます。

  • 大阪市役所市民情報プラザ
  • 各大阪市設霊園の管理事務所
  • 各区役所情報コーナー
  • 大阪市サービスカウンター(梅田、難波、天王寺)

北霊園の見学

北霊園の見学は随時可能です。まず、北霊園の管理事務所に見学を希望している旨を連絡してください。

見学申し込み先

北霊園管理事務所

TEL:06-6352-8063 FAX:06-6352-8086

北霊園の募集状況

定期的な利用者募集は行っていません。

現使用者から返還された区画を一定数確保できた際に、大阪市で区画分割、整地、施設の整備などを行い新たな利用者の募集をします。

募集は大阪市広報紙、大阪市ホームページ、北霊園の指定管理者(一財)環境事業協会のホームページで公開されます。

大阪市広報紙にも募集情報が掲載されます。大阪市各区の広報紙は大阪市民以外の人も、デジタルブック版で閲覧が可能です。

参照サイトは以下をご覧ください。

大阪市 市設霊園のご案内 環境事業協会 お墓をお探しの方 大阪市 各区の広報紙

北霊園の募集実績

大阪市では令和2年に北霊園の2霊地を6区画、4霊地を1区画の計7区画の募集を行いました。

「霊地」は市長が使用者に使用を許可する土地の最小単位で、「区画」は市長が使用者に使用を許可した範囲です。つまり霊園内における、使用者が墓石を建てるために区切られたスペースが「区画」です。

コンパクトな区画なら1霊地、広めの区画が必要な場合は2霊地や4霊地の区画を選ぶことになります。1霊地では広さが足りない場合は、2霊地や4霊地の区画に申し込むのが一般的です。

北霊園の好まれる点

大阪市の玄関口である大阪駅・梅田エリアから近く、交通至便な立地のため、遠方からの墓参も楽にできます。

交通の便がよく、郊外の墓地、霊園に比べると、頻繁に墓参することが可能です。

霊園内は勾配のない平坦墓地で、高齢の人や歩行が難しい人でも墓参がしやすい作りになっています。

近隣には天神橋筋商店街があり、墓参時の買い物や会食に便利です。

宗旨宗派不問で、仏教、神道、キリスト教、その他の宗教、無宗教の墓も建立できます。

寺院墓地と違い、特定の寺院の檀家になる必要がありません。

公共施設のため、民営墓地や寺院墓地よりも永代使用料や管理料が割安です。

大阪市が運営しているため経営が安定し、移転や閉鎖の心配はほとんどありません。

寺院墓地では石材店が指定されることがありますが、北霊園では墓の建立にあたって石材店の指定はありません。

北霊園の残念な点

交通至便で墓参がしやすいことから、公募が出ても高倍率になり入手しにくい状況にあります。

民営霊園にあるような、売店や会食施設などはありません。

バリアフリー、送迎バスなどの利用者向けサービスは、あまり充実していません。

1霊地を1㎡ではなく76㎝×76㎝=0.577㎡としているため、1区画がやや狭くなっています。

各種申請・事務手続きについて

現在北霊園に墓を所有する人が必要になる事務手続きは、以下のとおりです。使用名義人の死亡や転居、使用権の生前譲渡などは所定の手続きを行ってください。

北霊園の墓を承継するとき

北霊園にある墓の名義人が死亡した場合、祭祀承継者(墓のような先祖を祀るための祭祀財産を引き継ぐ人)を1人決め、永代使用権を引き継ぎます。

墓を承継するには、名義変更手続きが必要です。北霊園に墓がある人の名義変更は、北霊園の管理事務所に届け出てください。

墓の承継者は永代使用権を引き継ぐと同時に、管理料の支払いなど墓の管理すべてを引き継ぐことになります。

北霊園の使用者は契約時に管理料20年分を一括で前払いしているため、年間管理料の支払いはありません。20年の期限が来た時に承継者に請求されます。その際、現在の管理料より金額が上がっている場合があります。

【必要書類】

  • 霊園使用権承継届
  • 大阪市設霊園使用許可証
  • 承継者の住民票(承継者本人の本籍の入ったもの)
  • 親等図(前使用者から承継者までを生死の区別なく記入)
  • 承継誓約書
  • 戸籍関係書類(前使用者の死亡、承継者との続柄がわかるもの)

必要書類に関してはこちらを参照してください。
霊園使用権承継届・親等図・承継誓約書の記入例はこちらです。
事務手数料:250円

北霊園の使用権を親族に譲渡したいとき

北霊園の使用名義人が死亡した際には承継の手続きを取りますが、以下の理由があれば、存命中に親族に使用権を譲渡することができます。

  • 現在の使用者が霊地の維持管理を行うには困難な遠隔地に転居することになった
  • 婚姻、または養子縁組による氏の変更があった
  • 離婚または離縁した
  • 高齢、疾病、後見開始により維持管理を行うことが困難になった

【必要書類】

  • 霊園使用権譲渡申請書
  • 譲渡人(現使用者)の大阪市設霊園使用許可証
  • 譲渡誓約書兼理由書
  • 戸籍関係書類(譲渡人と譲受人の親族関係がわかる戸籍謄本または戸籍抄本)
  • 譲受人の本籍が記載されている住民票
  • 本人確認書類(運転免許証、被保険者証)を提示してもらうことがある

必要書類に関してはこちらを参照してください。
霊園使用権譲渡申請書・譲渡誓約書兼理由書の記入例はこちらです。
事務手数料:250円

北霊園を使用している人の住所、氏名、本籍が変わったとき

北霊園管理事務所に変更届を提出してください。

【必要書類】

  • 住所・本籍・氏名変更届
  • 大阪市設霊園使用許可証
  • 変更の事実がわかる書類として住所変更は住民票、氏名変更は戸籍抄本、本籍変更は本籍が記載されている住民票または戸籍抄本

必要書類に関してはこちらを参照してください。
住所・本籍・氏名変更届の記入例はこちらです。
事務手数料:250円

北霊園の墓を改葬したいとき

「改葬」とは、墓地や納骨堂に納められている遺骨を他の墓に移すことをいいます。改葬は、墓が遠方で墓参がしにくい、一人っ子同士の結婚、承継者がいないなどの理由で行われます。

北霊園に墓を所有している人が改葬を希望する場合は、以下の手続きが必要です。

  1. 改葬先(遺骨の移転先)を決める
  2. 改葬先の墓地管理者から「受入証明書」を発行してもらう
  3. 現在の墓地管理者である(一財)環境事業協会から「埋葬証明書」を発行してもらう
  4. 北霊園がある大阪市北区役所に「改葬許可申請書」「受入証明書」「埋葬証明書」を提出し、「改葬許可証」を発行してもらう(改葬許可申請書の用紙は区役所にある)
  5. 現在の墓地管理者である(一財)環境事業協会へ「改葬許可証」を提出し、遺骨を取り出す(仏式では現在の墓の「閉眼供養」を行った後に遺骨を取り出すのが一般的)
  6. 石材店に依頼し、墓石や遺骨の撤去、移転を行い原状回復
  7. 改葬先の墓地(霊園)の管理者に「改葬許可証」を提出し、新たな墓に納骨

北霊園を利用している人へのお知らせとお願い

北霊園では以下の販売、貸出を行っています。貸出品は数に限りがあるため、使用後はすみやかに返却をお願いします。

販売品:ろうそく1本10円、線香1束50円

貸出品:車いす(サスペンション付)、傘、剪定ばさみ(大)、剪定ばさみ(小)、着火器、菓子ロッカー、ミニ熊手

使用中の区画内の管理は使用している人にしていただいています。清掃、除草などを定期的に行うようお願いします。

墓参の際に持参した供物類は、持ち帰るようお願いします。

ろうそくや線香の火の取り扱いにはじゅうぶん注意してください。

霊園内は禁煙となっています。

大阪市立北斎場について

大阪市立北斎場(以降、北斎場という)は北霊園に隣接する大阪市が運営する公営の斎場です。北斎場は、葬儀式場に火葬場が併設されています。

利用には条件があり、葬儀式場は故人、または死亡届の届出人(血族は 6親等、姻族は3親等まで)が大阪市または八尾市に住民登録されている人が対象です。

火葬場は大阪市、八尾市以外の人も利用が可能ですが、大阪市と八尾市の利用者は市内料金、それ以外の人は市外料金で割高になります。

北斎場の基本情報

住所 大阪市北区長柄西1-7-13
アクセス 大阪市営地下鉄谷町線/堺筋線「天神橋筋六丁目」駅 2番出口を左へ徒歩8分 → 行き方を詳しく見る
主な施設 ・火葬炉 20基(標準炉17基、大型炉3基)
・市民休憩室
・式場 3室(中式場 2室、小式場 1室)
主な施設使用料
(大阪市民・八尾市民の場合)
大人の火葬料10,000円
1日半 大式場の使用料 160,000円
1日半 中式場の使用料 80,000円
1日半 小式場の使用料 30,000円
(使用料金に関して詳しくはこちら)
駐車場 自家用車88台(地下)、バス8台(地上)
葬儀のご相談 0120-30-1059(24時間対応)
供花・盛り籠のご依頼 詳しくはこちら

大阪市立北斎場の概要

北斎場は、大阪市北区にある公営の斎場です。創業は古く、明治時代に火葬場として開設されました。その後、昭和に入り葬儀式場が増築され、平成13年(2001年)に全施設の改築が行われて近代的な建物に生まれ変わっています。

北斎場は住宅地にあり、景観を損なわない外観が特徴で、地上4階、地下1階の広々とした設計の建物です。地上1階に葬儀式場、式場ロビー、控室などがあり、 2階に火葬場、市民休憩室、給茶コーナーが、地下1階に駐車場があります。3階と4階には機械室、公害防止機械室などの設備があります。

北斎場の大きなメリットが、火葬場が併設されていることです。火葬場では、近隣住民に配慮した環境に優しい燃料が使用されています。

通常は、葬儀・告別式の後に出棺し、火葬場へ移動するために、ご遺体を搬送する霊柩車や、火葬に立ちあう人たちを乗せるバスなどの車両が必要です。

北斎場では通夜、葬儀・告別式、火葬までを一か所で執り行え、他の火葬場への移動が不要です。そのため時間と費用の節約につながります。施設内での移動だけで済むので、高齢の人や歩行に自信がない人でも葬儀に参列しやすい斎場です。

また、火葬が終わるまで建物から出る必要がなく、悪天候の日の葬儀でも参列者に負担がかかりません。

全国的に友引の日の葬儀を避ける傾向があり、友引に休業する火葬場が各地でみられます。北斎場を含む大阪府全域では、友引の日も営業しています。加えて北斎場は火葬炉数が多く、冬の繁忙期でも火葬の予約は比較的入れやすくなっています。

北斎場で執り行える葬儀プランと費用の目安

北斎場が好まれる点

北斎場は火葬場が併設されていて、通夜、葬儀・告別式、火葬までを一か所で行うことが可能な、利便性に優れた斎場です。

大阪市内の火葬場では大阪市立瓜破斎場(30炉)に次いで2番目の火葬炉数(20炉)を有しています。

交通至便で近隣には商業施設、宿泊施設、飲食店が多いため遠方からの葬儀参列者にとっても便利な立地です。

友引の日も営業します。

北斎場の残念な点

大阪市営の施設のため、大阪市と八尾市以外の人は葬儀式場の利用ができません。

火葬場は大阪市と八尾市以外に在住の人も利用できますが、火葬料金が大阪市民、八尾市民の6倍の金額になります。

北斎場では出棺後、すみやかに葬儀式場を空け渡す必要があり、葬儀後に初七日法要を斎場内では行うことができません。ただし北斎場の近隣には、法宴料理を提供する飲食店があります。

式場は50人収容の中式場が 2つと15人収容の小式場が 1つです。中式場 2つは隣り合わせのため2式場を合わせて100人の収容人数まで増やせますが、社葬や大型葬でさらに多数の参列者を見込む葬儀にはやや狭いかもしれません。

葬儀の生前予約はできません。

大阪市立北斎場について詳しく知りたい方は下記ページをご覧ください。

まとめ

大阪市設北霊園と、隣接する大阪市立北斎場のご紹介をしました。北霊園も北斎場も、大阪市が運営、管理する公営の施設です。そのため大阪市民には、割安の料金設定がなされています。

両者とも大阪の玄関口であるJR大阪駅、梅田エリアからほど近く、交通至便な点が多くの利用者から評価されています。墓参や葬儀参列には、アクセスの良さも重要です。

北斎場は大阪市内で2番目に火葬炉が多い火葬場を併設しており、通夜、葬儀・告別式、火葬までをひとつの施設のなかで執り行える点が大きなメリットです。

墓地、霊園や、葬儀会場選びの参考にしてください。