大阪市立北斎場小式場での家族葬による一日葬の実例

大阪市民葬センターの宇山です。
この記事は御逝去の際、故人様が生活保護受給者で葬祭扶助の申請を一度相談されましたが、長女、次女様の家庭に収入があるため申請を諦め、実費でお葬式を執り行われた実例となっておりますのでご参考になればと思います。

お電話にて、故人が生活保護受給者で生活保護のお葬式をお願いしたいのですが…と連絡をいただきましたが、長女様と次女様が結婚されており、各家庭に収入があるため葬祭扶助の認可を取るのは厳しいと思います…と伝えました。

一旦病院から搬送をお願いします…と依頼を頂き病院へお迎えに上がり、自宅へ帰らず預かり霊安室で安置する事となり、寝台車で搬送しました。

翌日、城東区役所生活支援課へ連絡し、長女様よりケースワーカーへ連絡して葬祭扶助の申請を確認しましたが、諦めて実費でお葬式をすることを決められ、下記の様に見積もりを行いました。

市民葬24.8             272,800円
アシスタント            15,000円
洗体                           33,000円
北斎場小式場1日         7,500円
寺院紹介　一日葬  100,000円

総費用                    428,300円

見積もりを終え、死亡診断書を記入して貰いコピーを取り原本を預かり、届け出人が城東区でしたので城東区役所へ死亡届け（死亡診断書）を行い火葬許可証へ変えていただき、北斎場事務所で式場と火葬の申込み手続きを行いました。

北斎場小式場での一日葬当日は朝9時より式場内へ祭壇と供花を飾り、10時に遺族様に式場へお越しいただき少し故人様と対面され、1日のスケジュールを司会者と打合せしました。

11時30分頃に浄土真宗本願寺光明寺様が控え室へ入られ、暫くしてから当家様へ御布施の案内をして、法名と中陰表のご説明を受けお待ちになられました。

定刻12時より導師様が式場内へご入場となり、お葬式と式中初七日のお経を賜りました。

30分程で式辞が終了し、導師様が退席され閉式となり、お別れの儀へ移りお棺の蓋を開け、お花を手向けたり大好きな果物を納め閉棺となりました。

北斎場小式場より出棺の際に台車へ棺を載せ、北斎場火葬入口まで近親者の手により搬送し、遺体専用の台車へ棺を乗せ替え2階へ上がり北斎場へ火葬入場を行いました。

お別れを済まされ、収骨までの2時間ほど北斎場の西側にある料理屋ももちどりにて仕上げ料理を召し上がり、収骨の時間にあわせて北斎場市民休憩室へ戻られ、炉前で収骨を行い全ての儀式を済まされお帰りになられました。