堺市中区役所で申請を承認して頂いた葬祭扶助（福祉葬・民生葬）でのお葬式実例

大阪市民葬センター宇山です。
今回の実例のご紹介は、堺市にお住まいだった方の葬祭扶助（福祉葬）のお葬式実例です。故人様は5人きょうだいの上から2番目の次男さんで、上に長男さん、下に三男さん、四男さん、長女さんがいらっしゃいました。ご逝去のご連絡をいただき、病院へ到着後、ご遺体は火葬日まで弊社提携の霊安室にてお預かりすることになり、ご遺体のお見送り後の打ち合わせ時に雑談していると、四男さんより「あの兄貴には、イジワルばかりされたなぁ・・・」三男さんも「ほんまにアイツだけはイジワルやったなぁ」三男さん、四男さん「「アイツはほんまにヤンチャくれやったわ」」と、私はひょっとして故人様は“ごきょうだい”皆様に嫌われているのかな？そう思っていましたら、四男さんが「けど、人は良かったよなぁ」と、続けて三男さんも「ああ、人は本当に良かった・・・というか、お人良しすぎるわ・・・」と少し涙を浮かべながらお話しになられていたのがとても印象的でした。私は、お二人に「故人様のことを嫌ってらっしゃるのかと思いました」と打ち明けたところ、四男さん、三男さんお二人口をそろえて「「嫌ってました(笑)」」と・・・四男さん「けど、やっぱり人が良かったからなぁ、本当に嫌いにはなられへんかったなぁ」三男さん「そうやな、いまはアッチで親父と、オカンとゆっくりしてな！！そんな気分やなぁ」と・・・人は同じ親から生まれても、育った環境が全く同じになることはなく、やはり価値観等は違って、合う合わないは絶対にあるかと思いますが、やはりそこは「きょうだい」なのかもしれません。
許すことができるんだなぁと感じました。

葬儀費用については堺市の葬祭扶助がおりることが確定しておりましたので、費用はご家族さまのご負担金は0円で執り行えることを再度ご説明させていただきました。

死亡届を三男さんにご記入いただき、堺市中区役所、市民課へ提出、その間に、堺市中区役所、生活援護課へ葬祭扶助の書類を発行して頂きました。

市民課より、火葬許可証、生活援護課より葬祭扶助の書類を受け取り、堺市立斎場へ、書類を提出しその日の業務は終了いたしました。

火葬当日は、ごきょうだい皆様、おそろいになり故人様との最後の対面をすまされ火葬入場となりました。

ご収骨も終えられ、お帰りの際に、三男さん、四男さんより、「病院での打合せの時に、兄貴の文句を言ったりしたおかげか、すっきりとした素直な気持ちで送ることができました。」

「宇山さんに担当してもらってよかったですわ」と、とてもありがたいお言葉を頂戴いたしました。

今後ともこれを励みにより精進して、ご家族さまに寄り添ったお葬式をご提案してまいりたいと思います。

最後に今回の葬儀総費用合計ですが、葬祭扶助により0円です。